人生は巻き戻せない

 

お母さんが狂ったように怒ってた、あのときを思い出して疲れながら眠る。

 

眠って、起きてもまだお母さんは怒っていた。でも怒りながらも私を駅まで来るまで送ってくれた。

 

仕事が終わる前に、帰りたくないなぁとかこのままあの人を連れてどこかホテルへ行ってしまおうかとか出来もしないことをいろいろ考えた。時間を巻き戻したいな、と思った。お母さんが泣き叫ぶまで、私がYouTubeに気を取られるまで、お母さんが疲れ果てるまで、私がふざけるまで、それまでは、そこはとても平和な空間だった。

 

あーあ。

 

でも逃げるともっと事態は悪くなるのだ。時間、人生を巻き戻せない以上、立ち向かっていくしかない。というか、改善あるのみ。立ち止まってはいられない。

 

帰宅して、お母さんに感謝した。車で送ってってくれてありがとう。