すぴりちゅあるな話、

 

なんと、「まだ」不倫をしているんだって。私の友人Mちゃん。

 

 

一時期、私の周りは不倫経験者、浮気経験者ばっかりだった。そういうときって私自身もなんだかヨゴレ役みたいな恋愛している。類は友を呼ぶ、これは価値観とか空気感とかの話だけじゃなくて、そういう説明し難いようなことも含めて表現できているすごい諺だと思う。

 

 

でもね、暗黙のルールを守れなくなるのって、だめだよ。当たり前だけど生活がだめになる。そうなると、語集が少ない感じで表現しちゃうけれど、もう、全然だめだねー。あと、ひどい言い方になるけれど、だめな人たちといるとだめになる。特に自分が揺らいでいるときは。まあ、こんな言い方してると人のせいにしてるよーだけれど、それは違くて。だめな人たちといて益々だめになるのって、諸々含めて自分のせいなんだ。だって、自分が揺らいでいなければ、そういう人たちといたって大丈夫なんだから。だから、まあ、そういう人たちとは健康なときに会えば良いんだ。……でも、自分が揺らいでいないときは、そーゆー子たちと一緒にいても楽しくなかったりする。難しいような単純なような。

 

 

話を戻すね。

 

 

しばらく会っていなかったあいだに、Mちゃんてば、当時の不倫相手と別れて、元カレとよりを戻して、でもその元カレには満足し切れなくて、また違う人と不倫しているらしー。正直、2〜3年前に会ったときは、まあ若いうちの浮気や不倫は予防接種なんて言うしね…と大人ぶって(今思うと全然大人じゃないけど)思ってた。分かってるよ、みたいな自分を出してた。若気の至りっていう便利な言葉を、あとから当てはめてあげれば良いだろ、って。まあもちろん悪いことだけれど、恋愛なんて本人の自由。悪いことだってこと、本人も知ってるだろーし。

 

 

でも、もう私たちも26歳、友人の結婚式に集まって、それが久々の再会で、50歳近いおじさんと不倫してるって、なんだそれ。ちょっと聞いてらんない。しかも、同じ職場の人だって、不倫相手。どっちも。ウーーン

 

 

いままで、綺麗なものにばっかり囲まれて育ってきたぶん、その反動か、キタナイものに憧れる。そういうのってあると思う。私もあった。でも、もう、この歳になって、そういうの……ちょっと下品なのでは?

 

 

すぴりちゅある…とはまた違うのかもしれないけれど、それ以外に説明しにくいので、すぴりちゅある的な話として書く。こういうとき、よしもとばななさんなら、美しく、神秘的に表現するんだろーけど。私にはまず、ただひたすらごちゃごちゃ書くことしか出来ない。

つまり、、そういう下品なことをしているMちゃんの顔は、かわいくなくなってきたんだ。もともとある芸能人に似ているよーな、かわいい感じの子だったのに、所作や心が顔に出ているのか、それともおじさんと不倫しているからなのか、なんとなく老けて、なんとなく下品な顔になっていた。……ウーーン

たくさん撮った写真の中でMちゃんは笑っているけれど。

 

 

性格は顔にでる、とか、ある程度歳を重ねたら自分の顔は自分の責任になる、とか、そういう話を聞いたことある。

確証のない話、感覚の話だけれど、写真を見返していて、Mちゃんについてはちょっと、悲しく思ってしまったよ。沼の中で停滞しているように見えたから。私も気を付けよう、不倫も浮気もしたことないつもりだけれど、そういうのだって自分の都合で肯定していた時期があったわけだから。

 

 

あんまり会わなくなっちゃったMちゃんだから、まあ正直どうでも良いのもあって、てきとーに囃し立てて終わってしまったけれど、心の中ではウワーー!アナタまだそんなことやってるの……!と思っていた。Mちゃんは得意げに、恥ずかしげもなく話していたけれど、良いな〜なんてひとつも思わなかった。というか、そういう話をペラペラ話しちゃう時点で、もう感覚が麻痺してるんだと思う。

 

 

誰かを傷付けながら調子にのったり、誰かの上にのるような自慢をしたり、そういうのを恥ずかしく思わないような、、そんなところにいるなら、私はMちゃんを置いていきます。

 

 

やっぱり言動は顔にあらわれるんだ……。私はこれからも幸せに、丁寧にいきていこう。

 

 

Mちゃん、さようなら。私は私の世界のルールを守れる人たちと一緒に生きていきます。