愛を感じて泣きそうになる

 

ままは、今の私と同じくらいのときに、私を生んだ。どんなに大変だったか、こんな私を育てるのは、と思ったらままが可哀想で泣きたくなる。ままって、本当はもっと幸せになれる存在なのに、私が生まれたせいで、私が幸せを奪って、吸っていったせいで、ままが不幸になっちゃってるってこと、ないかなぁ。そういうこと考えて不安になることがある。悲しくて泣きそうになる。だって、ままが幸せなら、私は生まれなくたって良かったんだよ。でも矛盾しているようだけれど、できることならままのこと、ずっと見守っていたいけれど。もう26歳のくせに、たまにままを大切にしたくて泣きそうになる。ままが幸せなら良いのに。ままは幸せだよって言うけど、私がいなければ、もっと幸せだったかもしれないよ。私って本当に個性的だったし、それを隠さなくて良いと思ってたの。個性って、本当に、認められるべきものだって、なんでか、学ぶ前から知ってたから。でも日本でしかも田舎で、私を育てるの、すごく大変だったよね。ほかの部分でもたくさん。

 

ままが、私の恋愛を心配してる。心配っていうか、私に、すごく会いたい人ができて、その人と幸せな時間を過ごせるよーになると良いなあと思ってる。楽しんでほしいって思ってる。私は恋人がいなくてもすごく今楽しいけれど、ままがそういうなら恋愛をしたいなと思う。ままが私への愛で、そう言ってくれてるの、分かるから。

 

 

 

 

ままー