付き合う、付き合わないは関係ない

 

切り取った素敵な思い出って、付き合う付き合わない関係なく、素敵なものだってことに気付いたから。そういうことに気付かない頃(なんと昨年まで)は、付き合う付き合わないの約束ばかりにこだわっていて、大切なことに気付いていなかった気がする。

 

私は本当に、当たり前のこと、ほかの人にとってはもう当然のことに、実感として気付くのに時間がかかるんだ。例えば、大切な人を大切にするとか優先するとか。そういうことはして良いことだし、むしろしなきゃいけないことなのに大学3〜4年になるまで気付けてなかった。だから大切な人が、私にとって大切じゃないことになっちゃったり、私が大切にできなくて後悔したり、そういうことがあった。

 

話を戻すと、付き合った素敵な思い出も付き合わなくて素敵な思い出も、全部全部、私の大事な宝物ってこと。例えば歌を送ってくれたあの人とあの子は私の恋人では無かったけれど、誰かが私のために歌を送ってくれたってことは、私を一生支えると思う。サプライズが嫌いな人からの。サプライズバースデーも。

一時期、なにやってんだろ、って思って思い出したくなかったよーな、悩みのタネだったよーな思い出も、全部、もうここまできたら、全部、本当に全部、愛おしくてかけがえのないものになる。良かった。大丈夫だよ、って伝えてあげたい。あの、ぐるぐる悩んでいた私に。思い出になっちゃった人たち、あの頃あんなに会っていたのに疎遠になっちゃった人たち、そういう人たちとの時間にも確かな価値があった。

 

経験してきた私の脳みそ、体が、すごく愛おしい。良かった、今日からこの価値観で生きていけるんだね。おやすみなさい。