愛を与える

 

こう書くとおこがましいかもしれないけれど、私は教員になってから、「こんなに大事な存在が、愛おしい存在が、自分以外にできるとは」と思った。教員とは、責任感と愛の仕事だと思う。

 

卒業式と謝恩会で全てが報われるよ、という言葉。その言葉の意味は昨年分かったと思っていたけれど、今年こそ、本当に分かったと思う。いままでに流した涙の意味、幸せを教えてもらった。

 

友人たちは、私が先生であるということがおもしろかったり、私の授業を受けてみたいと言ったり、生徒が幸せだねと言ったり、する。想像できないな〜と言う友人もいる。

 

教員冥利につきる、という体験はたくさんしていると思う。たまにそういう経験をふと思い出して、忘れないだろうなと思ったり忘れたくないなと思ったりする。

 

教員になったことに全く後悔は無く、幸せな仕事だと思う……やりがいのかたまりだ。でもこの仕事をほかの人にすすめられるかと言われるとなかなかすすめられないし、一生働くのかと自問自答するとなかなか答えは出ない。

 

みんな、そういうものなのかな?