寂しさ

 

今日はある授業の最後の日で、卒業が寂しいのとうまく伝えられない悔しさ(自分の不甲斐なさ)と物事を分かり合えない寂しさ……それでなんだか泣きそうになって、生徒を困らせた。よくよく考えたら分かり合えないのは当たり前、だってこんなに年が離れてるのに。うまく伝えられないのは私のせい、卒業が寂しいのは私は控えなきゃ、そうじゃないと彼らが寂しくなれないから。

 

私はわがままだ。わかってほしいと思ってしまう。きっと、生徒たちの、わかってほしいという思いを何度も踏みにじったと思うのに。

 

私も表現者になりたい、生徒にちゃんと伝えたい。生徒から受け取りたい、生徒の力になりたい。みんながいなくなってしまうのは本当に寂しいけれど、でも、みんなが新しい世界を楽しみにしていることが、こんなにも嬉しいよ。頑張れ。

 

授業のあとも、気にかけて会いに来てもらっちゃってごめんね。あと少しだけ、一緒に過ごそうね。