窓ぎわのトットちゃん

 

足先を冷たくしながら、「窓ぎわのトットちゃん」を夢中で読んでいたら、トットちゃんやトモエ学園の児童たちが愛おしくて涙が出てきたり、小学校や幼稚園での思い出が蘇ってきたり家族との小さい頃の思い出をなんとなく感じたりした。

 

幼稚園で、学芸会の練習をしていた頃。黒猫のタンゴを踊っていた私たち。

「だれかひとり、最初に舞台袖から出て踊る人を決めたいと思います」

と言われたとき……

いま思えば私が選ばれるわけないのだけれど、すっごーくドキドキしながら誰が呼ばれるか待っていた、本当に恥ずかしい、やりたくない!と思って。そのときのドキドキ感と、呼ばれなかったときの安堵と言ったら、大人と同じくらいドキドキして安堵してた、幼稚園生ながらに。

 

小学校で、名前も忘れてしまったけれど、片足が短い子がいて、その子に悪気なく、でもその子は言われたとき嫌だったり傷付いたりしたであろうことを言ってしまったこととか。

 

なんだかいろいろ、思い出した。お風呂が沸いたけれど、もうすこし読んでから入ることにしよう。