習慣が変われば人生が変わる

 

って口の中で呟きながら思いっきり自転車を漕いで、帰り道の途中にあるコンビニを無視した。やっと。

 

17時を過ぎたあたりから、お腹の中、というよりは舌?脳?のあたりが少しずつ確実に騒ぎ始めて、だんだん大きくなってった。

 

チョコレート食べたい!あまいもの!パン!肉まん!あんまん!食べたいよう!食べたいようぅ〜〜〜〜

 

でもそういう声を無視して、懸命に自転車漕いで、コンビニをスルー。習慣が変われば人生変わるんだ、コンビニとはさよなら!って思いながら必死に。

 

まあコンビニには寄らなかったけども、実は、チョコレートは食べた。母親からの仕送りが届いていて、その中に大好きなチョコレートフレークが入ってたから。でもコンビニには行ってないもん。そこが大事。チョコレートやあまいものも食べ過ぎてるから控えたいとは思ってるんだけど、コンビニに行かなかったからそのぶん過食はしてない、それで良いや。少しずつ変えてこう。

 

でも洗濯もしたし、洗い物もしたし、良いのでは?掃除機はかけれなかったけど。

夕食は無印のトマト系リゾットとクラッカーとチョコレートフレーク。……コンビ二で過食してたときよりは良いかな。今日は19時まで仕事したし。

 

19時以降は絶対仕事しないほーが良いね。結構ギリギリ。週6勤務、19時までの仕事、は人間のギリギリだよ。私は教育が好きだからどうにかやっていけてるんだと思う。

 

学ぶことも教師の仕事も好きだけど、それ以外の自分の生活っていう部分、そこを大事にするには19時までには家に帰ることが必要だなって思う。難しいね。

 

私たちは急に社会人になって、どういう働き方をするかとかどうやって生きていくかとかそういうの、自分で全部考えて選択していかなきゃいけなくなった。家事も仕事も人生も。ものすごく考えがいがあるものたち。

 

学んだり研究したり、相談したり、参考にしたり、悩んだり、考えたり。大変だなって思うけど、おもしろさも感じてる。自分だけの自分のための未来がある、わくわく感。

 

 

 

そういえば、今日は3年生の授業、最後の授業だった。

 

まずfarewellっていう言葉やfarewell partyなんかを説明したせいか、無礼講みたいになっちゃっていつもよりまとまりにくかった。正直、あーあ…と思った。勝手な生徒がいると、無視されているよーな気分になる。いままでの授業を楽しめていたぶん、ちょっと言葉を贈ろうかなって思っていたぶん、寂しくて。

 

「最後にあなたたちのための言葉を考えてたんだけど、私から何か言っても伝わらないかもと思ってしまった。それは私の影響力・発信力のせいでもあるし、あなたたちの今日の態度のせいでもある……。ということで、今日の授業で言葉は贈らないけれど、文集は読んでもらいたい。私はあなたたちのことを考えながら文集の言葉を書いたから。その文集の言葉を自分で読んで。読んでくれた人に伝わると良いなって思う。」って言った。

 

「結構何日もかけて書いて、練ったからさ。口頭よりも良い文章になってるって自信があるし。」って言った。

 

でもそしたら、私からの直接の言葉もほしいってお願いされたんだよね。文集も読むけど、やっぱり直接の言葉とは違うと思うから、って。伝わらないかもしれないっていうけどそれでも言ってほしいって。

 

意外だった。

 

じゃあ、せっかくだからと思って、なにか目標を達成させるには3年はかかるって見たほうが良いよ、っていう話と、このクラスの英語が持てて嬉しかったよっていう話をした。

 

実は私は本当に楽しかった。このクラスでの授業が。

 

お馬鹿さんからも変な間違いをする子からもケアレスミスばっかりする子からも、分かった!出来た!を引き出したくて。それぞれの成長や、彼らが頼ってくれる瞬間、私の話を楽しんでくれる時間、が嬉しかった。

 

生徒たちは最初、私からの言葉を「ぜってー嘘(笑)」「心こもってないから(笑)」とか言いつつ聴いてる感じだったんだけど、段々表情が変わってった。なんだか子供っぽい、嬉しそうな顔になってた。

 

あなたたちと出会えて良かったよ。ありがとう。……かっこよく言えなかったけど、そんな感じだよ。

 

授業終わったあと話しかけてくる彼らからは、名残惜しさというよりは、なんとなく、親しみをより強く感じた。

 

 

 

授業を重ねるごとに増えた彼らとの会話がなくなるのは寂しい。でも、寂しいねえ〜(笑)、って言うとやっぱり「いーからそういうの(笑)」「全然伝わってこないよ(笑)」って返される。実は本当なんだよ、わざと軽々しく言ってるけど。