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しっかりと睡眠を取ってね

 

私に呼びかける。

 

卒業文集にはメッセージを書かなければいけない。私は教師だから。私は学生の頃、そういうメッセージをちゃんと読むほうだったから(変なまだるっこしい文章や長ったらしい文章は読み飛ばしていたけれど)、自然と気合いが入る。

 

今年度に卒業する学年で、私が愛しく思うのはたったの4人。そして恐らく、その4人も私のことを少なからず嫌な先生だとは思っていない。はずだ。

 

卒業文集にはその4人にあてるメッセージにしたい。個別にかけたい言葉もあるけれど、手紙を書くのは大変だし私らしくないので。

 

一番心配なのは、気の強いあの子だ。気が強く見えてしまうのは自分が攻撃される前に相手を攻撃しようとするくせがついてしまっているからだ。安心できていないとき、攻撃的になることに本人は気付いているのだろうか。

 

頼られたり忙しかったりするときのほうが輝いているから、しっかり忙しくしなさい。周りのことを馬鹿にしたいときはあなた自身が落ち込んでいるときや疲れているときだから、自分を労ってあげてね。 

 

え〜?って言うと思う。いや、そんなことないし!って言うかも。でも、それでも別に良い。あの子がいつか自分で自分を理解しようとするときがくる。そのときに私の言葉を思い出したら光栄だし、思い出さないとしても、そういうものだ。

 

私は彼女の幸せを祈っているけれど、私が彼女にしてあげられることはもうほとんど無い。それが寂しいと思うし、そりゃそういうものでしょ、とも思う。