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深夜にチョコレート

 

あかりはつけておくことにした。

帰ってきたときに、寂しくならないように。洗濯したてな洋服たちの湿ったにおいがする部屋を、玄関から一瞥してコンビニへ向かう。

 

コンビニまでは3分かからない。エレベーターで降りて、すぐだ。マンションの一番下がコンビニになっている。チョコレートの種類は豊富で、3分以上悩んで決めた。

 

濃厚って書いてあるやつと、たけのこの里

 

ストロベリーショートケイクスを観たら、なぜか甘いものが食べたくなった。洋服や下着をかっこよく、脱いだり着たりしたいと思うようになった。タバコを吸ってみたり、手を洗わないでお菓子を食べたり。

 

映画を観たあと、私の為すこと全てが映画みたいに感じられる。私の脳内に声が充満する。考えていることがよりはっきり感じられる。

 

そういうの、良い映画だと思う。小説でも。

 

幸せだと、良かったねと思う。それで考えることをやめてしまう。満足してしまう。

 

あれ?と思うような、続きが気になるような、でも知りたくはないような。自分で考えたいと思えるような。そういう映画が好き。そういう小説が好き。寂しくなってしまうような、あんにゅいな気分になるような、じーんと余韻が体に染み込むような、そういうのが好き。